暫存

REMIOROMEN( レミオロメン ) 暫存歌詞
1.虹色

作詞:藤巻亮太
作曲:レミオロメン

朝というには遅すぎて
目が覚めたら眩しすぎて
空はきれいで
嫌になってしまう

今日という日を絵に描いて
虹色を全て使って
インクが無くなるまで描いて
それを繰り返す
同じ絵は二枚と無くて
良くも悪くもそれが僕で
この先ずっと背負うのなら
せめて虹色に描いてみる

外の風は冷たすぎて
干したシャツも乾きそうで
何か始めなきゃ
寝るには早すぎるさ

今日という日を絵に描いて
キャンバスを全て使って
朝から夜の顔になって
それを繰り返す
同じ絵は二枚と無くて
良くも悪くもそれが僕で
この先ずっと背負うのなら
せめて虹色に描いてみる

冷めたふりして
逃げ出していくの
心の奥では 締めちゃいない
夕日がこんなにも赤いのには理由があって
止まってはいけないと告げているんだ

今日という日を絵に描いて
虹色を全て使って
インクが無くなるまで描いて
それを繰り返す
同じ絵は二枚と無くて
良くも悪くもそれが僕で
この先ずっと背負うのなら
せめて虹色に描いてみる


2.日曜日

作詞:藤巻亮太
作曲:藤巻亮太

時は瞬きの後に 水を出た後に 流れ出す
プールの匂いを残して 日曜日の街は冴え渡る

ジリと焦げ付くアスファルト サンダルが溶けてしまうよ
追い越してゆく乗用車 排気ガスに蜃気楼

汗ばんだTシャツ 拭いながら空眺めれば
白い入道雲が 今年も変わらぬ夏の色

こんな日は何も考えず 感じるままが全てなのさ
窮屈な日々息詰まった 心に青空を満たして

魔法は瞬きの後に 水を出た後に 利いてくる
風がヒュルリと吹き抜け 土曜までのこと忘れる

アイスでも食べてみようか 急がなきゃ溶けてしまうよ
日影で眠るネコのように 気のみ気のまま帰り道

ペタリ サンダルの音 鼻歌合わせて歩きましょう
近道もいいけど 遠回りするのも楽しそうだ

こんな日は何も考えず 感じるままが全てなのさ
窮屈な日々息詰まった 心に青空を満たして

幾つ年を重ねてみても 自分以外にはなれやしない
誰もが一度は子供だった あの日のことを思い出した


3.僕らは

作詞:藤巻亮太
作曲:レミオロメン

僕らは 飽きもせず続く波
僕らは 遠く
僕らは 飽きもせず続く波音
僕らは 遠く 離れ 泣いて 笑って
あの頃に又戻れない

僕らは 飽きもせず続く波の育
僕らは 打ち寄せる波
僕らは あの冬に打ち寄せる波音
僕らは 遠く 離れ 泣いて 笑って
あの頃には届かない

僕らは 飽きもせず続く波の音
僕らは 遠く 離れ 泣いて 笑って
あの頃には届かない


4.ループ

作詞:藤巻亮太
作曲:レミオロメン

夕暮れの日に尋ねる 何のために生きてんだろうと
返事など無いままに 向こう側へ沈んでいった
そしたらただ楽になったんだった
言葉の上に乗せたかっただけだった

回る 回ってゆくよ 似たような悩みを
抱えて 明日が近づいて 昨日へ流れる
いつかは過ぎ去った日々が答えとなるんだろう
それまでの全ての時間に 価値がある

明け方の日に尋ねる このままやって行けんだろうか?
心配ご無用とばかりに こちら側へ高く昇った
安心の中構える僕がいた
臆病になり自分を疑った

揺れる 揺れているよ 進むか退くか
曖昧な気持ちのままでは 答えは無いのに
回る 回ってゆくよ 似たような悩みを
抱えて 明日が近づいて 昨日へ流れる
いつかは過ぎ去った日々が 教えてくれるんだろう
それまでの全ての時間に 価値がある


5.パラダイム

作詞:藤巻亮太
作曲:藤巻亮太

冬の中で落としてしまった
心の鍵 やっと見つけたら

鍵穴の方が
変わっていたのさ

何を見ている?
ふるいパラダイム 無常
コートも過去の哲学のよう

体に馴染んだ頃には
一つ季節が終わる

真っ白な雪が行き場を無くした
人の思い出のように
高く積もった

まるで綺麗な嘘みたいだから
そこに何があったか
忘れてしまった

冬の中で話題に上った
暗いニュース 命の叫び

頭の向こうへ
抜けていったのさ

麻痺してれば
そこはパラダイス 無情
デジタル化され 尚早いぞ

過激で刺激な方から
どんどん召し上がれ

主役が変わりドラマ続くのさ
エキストラにもなれない
かもしれないけど

信じることで生きていけるから
疑うことでそれを
証明するのさ

ねえ 不平等に時は流れるよ
春を待つ時も 冬が来る時も

だけどドア叩く音を
聞いていて

真っ白な雪が
そこから吹き込んで
人の心の中へ高く積もった

信じることで生きていけるから
疑うことでそれを
証明するのさ

そこに何があったか
忘れはしないよ
残っているから


6.夏の日

作詞:藤巻亮太
作曲:藤巻亮太

川の底 石が滑った
僕らは転び 飛沫が立った
冷たくて足が痛んだ
魚が逃げて光が跳ねたんだ

眩しくて目を細めた
傾きだした 太陽は赤
火を囲み話をしたね
体育座りで お尻が冷えたんだ

青い月の向こう側
鈴虫が鳴いたんだ
煙の匂いが夜を連れてきた

言葉は幾つも要らなくて
君を見てれば全て分かる
流れ星をいくつも探し
虫取り網で夢をすくう

蝋燭の火を消せないで
夜更かしをして 静かを聞いた
べたついた肌の上には
露が一粒 月を写したんだ

水をかけられた火は
灰と泥だんご
振り向けばその度に朝が近づいた

言葉は幾つも要らなくて
君を見てれば全て分かる
流れ星をいくつも探し
虫取り網で夢をすくう

強く生きるとは何ですか
破れた網から空が笑う
黄昏の果てに佇んだ
それは 思い出の中の夏の日


7.Your Song

作詞:藤巻亮太
作曲:藤巻亮太

落ち込んでしまう時 いつだって好きな歌
口ずさめば ほら気持ちが軽くなる
魔法の効き目はなかなかのもの
公園のベンチには誰かの忘れ物の
手袋が帰りを待っているけど
誰も取りに来そうもない
悲しいのはひとりぼっちじゃなく
自分を疑ってしまう心

あなたの中でいつか僕の声が
消えてしまっても仕方ないけれど
この胸の中にメロディーが
鳴り響く限り あなたに届けたい
いつも心には光が差し込んで
本当の言葉を照らし出す

部屋の片隅にある絵の中のひまわり
気まぐれなあなたの光も影も
今ならもっと分かる
時が経てば強くなれるさと
弱い自分もさらけ出せないまま

勇気がなくて向き合えなかったね
胸のポケットに本音を隠したら
全てが曇ってしまったけど
答えはいつも心にあるって事
信じられたから 胸の真ん中で
もう一度あなたに触れたんだ

そうだね
変わりたくても変われない
変わりたくなくても変わってしまう
本当の自分なんて
膨らみ続ける無限の宇宙の様だけれど
離ればなれの魂が
いつか出会う時まで

あなたのそばで歌い続けてゆこう
暗闇の向こうで輝く道しるべ
この胸の中にメロディーが
鳴り響く限り あなたに届けよう
愛の温もりも恋の切なさも
溢れ出す あなたが好きだから
心のままに この歌を